【不動産売却】不動産の売却代金の入金時期を知りたい!不動産売却にかかるお金の流れを解説

不動産を売却し買い主が現れて成約までたどり着いた場合、売却代金はいつどのようにして支払われるのでしょうか。特にローンの残債がある不動産を売却する場合は、入金の時期が気になるでしょう。そこで、不動産売却時のお金が手に入るタイミングや入金方法について解説します。

売却代金が手に入るのはいつ?入金方法は?

不動産を売却する場合、ほとんどが査定から売却のための活動、購入者を見つけて成約まで持って行き契約をして引き渡すところまで不動産業者に依頼をすることになります。

その報酬として不動産業者に仲介手数料を支払う必要は出てくるのですが、売り主と買い主の双方が支払うものです。そのため売り主の方には、売却額から仲介数料分を差し引いた分がはいてくることになります。

売却代金は購入者によって、売買契約をした時と引き渡しの決済時の2回に分けて支払われます。契約時に払うのは手付金で、残金は引き渡し時の決済です。

手付金は契約を結んだときに、宅地建物取引士が中に入って説明をしたうえで契約書を結んだあとのタイミングでその場で払われるのですが、契約は売り主と購入者が対面で行われるのが一般的です。

手付金についてはその場で現金払いになることが多いのですが、決済時の残金については額が大きいので現金を渡すのではなく通常の入金方法は銀行振り込みになります。

手付金については注意をすることがある

手付金は契約時が手に入るタイミングですが、手付金というのは売却代金の一部ではあるけれどまだ完全に売り主に入金されたお金ではないのです。手付金は契約した証拠になりますが、引き渡しまでの約1か月間、解約をすることができるというルールもあります。

解約をするといっても、購入者が買うのをやめるという場合はそのまま手付金は売り主のもののままですが、売却をするほうが売るのをやめるという場合は手付金の2倍の額を購入者に支払わなければいけない決まりがあります。

もし手付金が100万円だとすれば、購入者が解約をした場合はそのまま売り主のものになりますが、逆に売り主が解約をした場合は2倍の200万円を購入者に払う義務があるのです。

そのため100万円の手付金を手にしたからと言ってすぐに使ってしまえば、万一売ることをやめた場合200万円を全部工面することになるので、引き渡しが終わるまでは使わないことが注意点の一つです。

さらにもう1つ、注意をすることがあります。解約をしても仲介手数料は指定された分は全額払う必要があるので、その支払いのためにも手付金は残しておくことが勧められます。

売却代金が手に入るタイミングや入金方法を知る

不動産の売却代金は大金になるので、確認のためにも入金のタイミングを知っておくことが勧められます。また手付金は契約を解除できる性質もあり、売り主が解約をする場合は手付金の2倍を支払う必要があるため、万一に備えて手付金は使わない方が良いことも知っておくことが大切です。