【不動産売却】自宅を売ってもローンが返せない「オーバーローン(残債割れ)」の7つの解決策とは

住宅ローンの支払いが難しくなった場合は、自宅を売却して返済することも考えていきたいところです。とはいえ、すべての人が完済できるというわけではなく、家を売ってもまだローンが残ってしまうこともあります。

一般的にオーバーローン・残債割れとも呼ばれていますが、ここからはオーバーローンとはどんな状態なのかを書いていきます。

7つの解決策についても書いていきますので、家のローンでお悩みの方、売却での解決を考えている人も参考にしてください。最近良く選ばれている任意売却とはどんな手続きなのかも書いていきます。

ローンの返済が難しくなったら売却も考える

家のローンは30年以上など長期的に組むことが多くなっています。その途中では様々な環境の変化もあり、収入が激減してしまう人も少なくありません。そこで、家を売却してローンを返済することを選ぶ人もいます。とはいえ、せっかく家を手放したにもかかわらず残債割れになってしまうケースもあります。

オーバーローンとも呼ばれていますが、オーバーローンとは住宅ローン残債が売却金額を上回っていることを指します。それゆえ、マイホームを手放しても、まだ借金を返済し続けなくてはなりません。ローンの支払いが滞ったときは競売へと進んでいきますが、競売ではかなり価格も安くなるので、債権者にとってメリットは少ないといえます。

そうしたこともあり最近は任意売却という形で家を手放す人も増えてきました。任意売却とは、どんな手続きなのかも気になるところですが、これは債権者の同意を得て家を売却する方法です。競売よりも市場価格に近い金額で売れることや、強制的な執行がないことなどがメリットです。

7つの解決策から自分に合う方法を選ぼう

オーバーローンとはどんな状態なのかがわかったら、残債割れへの対策も考えていきたいところです。7つの解決策ではまず、家の売却価格を正確に把握することが大切です。次にできるのは、できるだけ家を手放さずローン残債が少なくなるまで売却を延期することがあげられます。

さらに、保険の解約や貯金の切り崩しで資金を調達して、返済する方法も考えていきたいところです。その次に考えられるのが、その家に住むのではなく、他者に貸して家賃収入を得ることです。とはいえ、ローンが残っている場合は賃貸にすることはできませんので、まずは金融機関に相談しましょう。

この他では、住み替えローンで借金をまとめる方法もあり、特に現実的とされています。そして、不足している分はフリーローンで補うことも可能です。色々な解決策を試しても、返済が厳しい場合は任意売却も考えていくことになりますが、手放した家は取りもどすことは困難です。じっくりと考えて自分に合う解決策を見つけていきましょう。

ローンの返済が厳しい場合は早めに対策をする

オーバーローンになった場合は、任意売却も考えていきたいところですが、任意売却とはメリットもありますが、デメリットも少なくない方法です。任意売却以外を含めた7つの解決策がありますので、無理のない方法で解決していきましょう。まずは適正な売却価格を調べておくことが大切です。